ハーレーは重量があるので下敷き事故だけは気を付けるべし
高速道路で走行ができるハーレーは、手軽に旅行ができる手段として保有台数が伸びています。ただ保有台数に比例して増えているのが、ハーレーによって起きる事故です。このハーレーで起こしてしまう事故と一般道路で走行する市販バイクでの事故を比べると、圧倒的にハーレーで起こした場合のほうが悲惨なケースになることが多いです。その理由としてはハーレーは、高速走行でも安定させるために重量を重くしていることが要因になります。
一般的なハーレーの重量の平均は230kgから300kgであり、一般道路を走行するバイクの重量の平均は100kgから150kgなので約2倍ほど重いことがわかります。もしバランスを崩して転倒した際にハーレーの下敷きになってしまえば、骨だけでなく内臓も損傷してしまい命を落とすリスクが高いです。
ハーレーの下敷きになる事故を防ぐためにも、ライダーはしっかりと心構えを含めて準備を怠らないことが重要です。ハーレーでの下敷き事故として多いのが、駐車中にバランスを崩す場合とカーブの走行中に発生することが多いことが分かっています。
自宅屋内に駐車する際の転倒を防ぐためには、ハーレーについているサイドスタンドとセンタースタンドで固定しますが不十分です。そこでショップで販売されているセンタージャッキを活用することで、中央部分からハーレーを安定させることにより転倒を防ぐことができます。
屋外で駐車する場合にはサイドスタンドとセンタースタンドで固定する形になりますが、やはり不安定なので別の手段も合わせるとよいです。ショップで砂利道や雨などでぬかるんだ土でも停車できるようにするジフィースタンド・コースターを購入しておくと安心といえます。
そして走行中のカーブで起きる転倒事故の場合には、基本的に速度の出しすぎによる慢心が要因です。これまで事故を起こしたことがないと慢心はせず、必ずカーブの時には減速をして曲がることが重要になります。
ただこれらの方法でも完璧に転倒を防ぐのは難しいので、現在ではインターネットや本で転倒した時の対処法がプロライダーから紹介されています。その対処法を見るだけでなく、実際に行動に移せるように練習しておくことがハーレーを持つうえで重要なことです。